障害年金の申請は社労士に相談するのがいい理由

年金というと年をとってから受給するお金というイメージがありますが、実際にはもう一つ大きな役割を持っていることは意外と知られていません。

その役割というのは、年金を受給できる年になる前に病気やケガが原因で仕事ができなくなってしまったときに、老齢年金の代わりに受け取れるという仕組みです。

対象となる病気やケガはたくさんあり、障害があると認められた場合に障害の程度によって等級が定められ、定められた等級に基づいた年金が毎月支給されます。

これが障害年金と呼ばれる老齢年金と2つの柱をなす、年金のもうひとつの受給方法です。

該当するケースとしては交通事故で障害を負ったり、精神的苦痛からうつ病を発して仕事に就けないといったことまで心身ともに当てはまりますが、明確に障害があることがわかる場合と比べて、心の病を発症して働けなくなった人が実際に障害年金を受け取るまでのハードルはかなり高くなります。

人によって心の苦痛から受ける心身へのダメージのあらわれ方が異なるためで、ケガで明らかに障害を負った場合と比べて分かりにくいことが最大の要因です。

申請は年金事務所で書類を提出しますが、年金事務所では書類を受け付けるだけで、年金が受け取れるように働きかけてはくれません。

さらに厄介なことに申請をしたものの却下された場合には、二度目がなかなか通らなくなってしまいます。

つまり、障害年金を受け取れるかどうかは一発勝負と言えるのです。

障害年金の受給するにあたって提出する書類には、いつ病気を発症したかや生活がどの程度困難になっているかなどをもとに、医師に初診日を特定してもらう必要があります。

さらに、現在も通院中であることを証明する診断書を医師に書いてもらうことも必須ですが、医師というのは診断書の書き方を正式に習ったことがない人がほとんどです。

そのため、実際の症状よりも軽いように受け取れる診断書を作成されるとたとえ病気が深刻であっても認められず、一度で通したい審査に不合格となってしまう可能性が出てきます。

これを阻止するためには、社労士に頼ることが不可欠です。

障害年金 社労士

 

社労士に依頼したほうが良い理由

社労士は医師の元へ出向く患者や家族に付き添って、確実に障害年金を受給できるような診断書を書いてもらうように、それとなく医師を導いてくれます。

医師はもともと診断書の書き方を知らないことから、社労士が求める内容を提示してくれた方が書く方が書きやすいとあって、申請にあたって適切な内容の診断書が完成するというわけです。

そのほかにも申し立ての書類などを作成するのには専門的な知識を必要としますので、一発勝負の障害年金の支給を目指す場合に社労士へ支払う費用を惜しむことは、かえってデメリットになる可能性が高いでしょう。

社労士の中には確実に支給されると決まった場合にのみ報酬を受け取ることにしていたり、これまで数多くの申請を通過させてきた実績を持つ人もいれば、結果に関係なく行動に伴う報酬として一定金額を要求する人もいます。

どちらがより申請者の側にたってくれているかは明らかですので、信頼できる実績を重ねてきた社労士を見つけられるかどうかが最も重要となってきます。

高齢で働けなくなったときの収入を保証するのが年金制度と捉えられているものの、実際には老齢年金の受給に至るまでに働けなくなる可能性はすべての人にとって否定できません。

そのときの救済方法があることは知らされておらず、申請する方法も非常に複雑となれば、法律の専門家の手を借りないことには突破は難しいのが実情です。

しかも、その法律家も信頼できる人を見つけなければならないとあって、かなりの覚悟を持って臨まなければならないのも、現在の日本社会において隠された国民へのサポートと権利と言えます。