プロパンガスと都市ガスを比較しよう

この記事は以下のような人におすすめです

・都市ガスからプロパンガスに乗り換えようと考えている
・都市ガスとプロパンガスの違いについて知りたい
・ガス料金を節約したい

生活の中で何気なくガスを使用しているかもしれませんが、都市ガスとプロパンの二つの種類があります。
これらのガスの違いについて詳しくはよく分からないという人も多いかもしれませんが、これらの比較についてしっかりと把握しておくことは大切です。
まず最初にプロパンと都市ガスの違いにはどのようなことが挙げられるのかというと、原料や供給方法、ガスの重さや料金システムなど、様々な違いが挙げられます。

参考になるサイト
プロパンガス会社検索【まちがす】-料金相場と地域最安値

物件の外観を見てみる

都市ガスとプロパンガスを見分けることができるのか気になる人も多いかもしれませんが、まずは物件の外観を見てみましょう。
敷地の中にガスボンベが設置されていれば、それはプロパンを使用しているということです。
もしもガスボンベが設置されていなければ都市ガスを使っている物件ということです。

コンロの表示や警報器の位置を確認

内側を見ることができるのであれば、コンロの表示や警報器の位置を確認してみましょう。
ガスコンロにシールが貼られていますが、その内容が異なっています。
都市ガスの場合には12A、13Aなどと書かれていて、プロパンであればLPGなどの表記がなされています。
警報器はガスの重さに違いがあるので設置場所が異なります。
都市ガスの方は空気よりも重いのが一つの特徴であるため、壁の上の方に設置してあります。
その一方でプロパンの場合には空気より重たい事が一つの特徴であるため、壁の下の方にあるためそれぞれを確認してみるとよいでしょう。

都市ガスのメリット

それぞれのメリットやデメリットがあることも覚えておく必要がありますが、まず最初に都市ガスのメリットやデメリットについて確認していきましょう。

リーズナブルなガス料金

メリットにあげられることは、なんといってもリーズナブルなガス料金です。
以前までとは異なり、現在ではガスの自由化がなされていて、プロパンでも料金比較をすることができますが、ガス会社により年間の使用料金にそれほど大きな差が出ることはありません。
それは地中の導管を通してガスを届けるためであり、プロパンとは違い利用する際に特別なスペースも用意する必要がありません。
プロパンの場合にはガスボンベから供給することから、それぞれの家にボンベを置くためのスペースが必要です。

都市ガスのデメリット

ガス管が破裂すると復旧には大きな時間がかかる

反対にデメリットにあげられることは、災害の際に万が一ガス管が破裂すると、復旧には大きな時間がかかる点です。
エリアごとにガス管を検査し復旧させなければならず、点検や工事はかなり大掛かりなものとなります。

ガス会社の切り替えに多額な費用が掛かる

ガス会社を切り替えるとなった場合には、多額な費用が掛かることもデメリットと言えるでしょう。

プロパンガスのメリット

災害に強い

もう一つのプロパンガスを利用することのメリットにあげられることは、災害に強いことが一番です。
それぞれの家庭に設置されているボンベがあれば使うことができるので、大掛かりな工事もいりません。

災害が起こっても一番早く復旧しやすい

災害が起こったとしても、一番早く復旧しやすいとされています。
オール電化の場合には、電力が復旧しなければ何も使うことができませんが、プロパンであれば復旧のスピードが速いのが特徴です。
導入の際に工事費用も関わらず、導入の際の工事費用を含む初期費用が月々の料金に上乗せされているので、支払いが一つにまとめられています。

プロパンガスのデメリット

都市ガスと比べると料金が高め

反対にデメリットに挙げられることは、都市ガスと比べると料金が高めな点が挙げられます。
プロパンの場合にはガス会社が自由に使用料金を設定することができるので、会社により使用量にも大きな差が出てくるのです。
節約を考えている場合には、この点については十分な注意が必要です。

ガスの開栓手続きの時には保証金が発生する

またガスの開栓手続きの時には保証金が発生するケースもあります
利用金額以外にも、保証金が必要になるかもしれないことを覚えておきましょう。
しかし毎月きちんと代金を支払うことにより、退去の際に保証金を返金されます。

ガス料金を安く抑える方法

このような特徴があることがわかりましたが、できるだけガス料金を安く抑えたいと考える人も多いことでしょう。

ガス会社を変更する

その方法には、何と言ってもガス会社を変更することが一番です。
自由料金にあたるため、販売会社により料金やプランが大きく異なります。
自分の使い方に合った会社を選ぶことにより、これまでよりも大幅に料金を抑えることができる可能性もあります。
しかし賃貸物件などの場合には、会社の変更はできないことがほとんどなので注意しましょう。

ガスの使い方について節約をする

そしてガスの使い方について節約をすることです。
ガスバーナーをこまめに掃除したり、お風呂で使っているシャワーを節水タイプのものにする、保温調理を行うなどのことが挙げられます。
これらは小さなことかもしれませんが、毎日日々の暮らしの中で少しずつ使用量を抑えることにより、最終的には大きな節約につながります。

プロパンを使っている場合には都市ガスに変更する

そしてプロパンを使っている場合には都市ガスに変更することも一つです。
都市ガスに変更するためには付け替え工事が必要となり、賃貸物件の場合には個人で変更することはできません。
変更する方法としては、基本的には自分の持ち家でなければ変更は難しいでしょう。
ガス導管が物件の近くを通っていなければならないなど、様々な条件もあります。
しかし変更することにより節約になっても付け替え工事の費用がかかることを覚えておきましょう。